愛情とこだわりで育てた美味しい牛乳 【近藤牧場】
南房総は日本酪農発祥の地でもあります。
そんな南房総の、のどかな山間で美味しい牛乳を作っている「近藤牧場」
祖父の代からこの地で始め、今はお父様と二人で牧場を営んでいる三代目近藤さんにお話しを伺いました。
牧場に、チーズ作りに、イタリアンシェフもと多才な三代目です。
日本では希少な牛 ジャージー・ブラウンスイス・ガンジー
近藤牧場ではジャージー・ブラウンスイス・ガンジーなどの乳牛を育てています。日本で飼養されている割合は少なく、希少な品種です。
一般的に乳牛として知られている白黒模様のホルスタインと比べると乳の量は少ないのですが、
濃厚で味わい深い質の良い乳がとれるのが特徴です。
小柄で、目がクリクリ真ん丸でとても可愛いらしい!
性格も人懐っこくおとなしいそうです。
※撮影のため特別に入れていただきましたが、一般の方の出入りは禁止ですのでご注意ください。
ストレスなく健康に育っている牛だから美味しい牛乳
三代目が高校生の頃までは、近藤牧場もたくさんのホルスタインを飼養していたそうです。
その後、数を減らし、チーズなどの加工品も始めました。
高校卒業後、北海道へチーズ作りの勉強へ行き、20歳で戻ってきてお父様と今の牧場を営んでいます。
ホルスタインを飼養していたころは、ずっと牛舎につないで飼っていましたが、
今は24時間放牧して牛にストレスを与えないように健康的に飼育しています。草むらですごしたり、牛舎にもどったり、牛は自由に過ごしています。
たまに脱走することもあるそうですが、近くの草むらでのんびり草を食べてるので逃げてしまうことはありません。
搾乳時間になると牛は自分から搾乳場所にやって来ます。
「自分で来るの?」と不思議に思ったのですが、搾乳場所には美味しい餌を置いておくそうです。
放牧飼育でストレス無く過ごしているので、病気にかかることもなくなりました。
健康な牛だからこそ濃厚で美味しい牛乳が作れるのですね。
近藤牧場で一番人気の商品は、やはり牛乳セット。
チーズ作りのこだわりポイント
チーズは自社工場で手作りしています。毎朝牧場で搾乳された新鮮な牛乳から作られるフレッシュチーズです。
一般に流通しているモッツァレラやリコッタはイタリアから輸入されるものが主流ですが、日持ちをよくするためにどうしても塩分が多くなっています。
うちのチーズはできるだけそのまま、牛乳の風味が残るように作っています。
おすすめのチーズの食べ方
リコッタチーズは、かつお節や長ネギをかけて食べると美味しいそうです!
お豆腐みないた食べ方がおすすめとのこと。近藤牧場が経営するイタリアンレストランでも前菜として出しています。
モッツァレラチーズは、わさび醤油で食べるのも美味しいらしいです。(近藤さんはまだやったことがなく聞いた話しです)
美味しい牛乳から作ったスイーツはもちろん美味しい
「リコッタプリン」
牛乳とリコッタチーズをたっぷり使いなめらかに仕上げたプリンです。
甘さも控えめで食べやすいです。
「クレマカタラーナ」
プリンのフローズンデザートです。
近藤牧場のブラウンスイス、ジャージー、ホルスタインの牛乳をブレンドし、新鮮な卵をたっぷり使用して作っています。
濃厚でクリーミーな味わいが特徴の、甘さと苦さが絶妙な贅沢スイーツ。
「ミルクジュレ」
道の駅「富楽里とみやま」のショップで1番人気のソフトクリームの味に近づけた贅沢ミルクゼリーです。
イタリアン好きで始めたレストラン
牧場の近くには三代目のイタリアン好きで始めたレストランがあります。
手作りモッツァレッラチーズをふんだんに使ったピッツァや、季節折々の食材を使ったパスタなどが食べられます。
ピザ窯もご主人が手作りしたものだそうです。
リンク
■近藤牧場の商品を見る
近藤牧場 http://www.kondo-farm.com/
レストラン Vento http://www.kondo-farm.com/sub3.html
Instagram https://www.instagram.com/kondofarm11369/